Facebookを制する者はベトナムビジネスを制する

Facebook離れが言われるようになって久しい日本ですが、
ここベトナムでは、Facebookこそが、メディアの頂点に君臨しています。
ベトナムでは、完全にインフラとして定着してると言っていいでしょう。
いろいろな使われ方があります。
コミュニケーションツールとして
親しい人同士のやりとりで使われることはもちろん、
恋人たちが出会うきっかけにもなっているいるようです。
(時には不健全な出会いにも)
とにかく、「知り合いかも?」の提案は、迷わず「友達リクエスト」が常識。
見ず知らずの人からのリクエストがやたらと来ます。
最初は、日本の常識に照らして不審がってましたが、
あまりの多さにそれが怒りに代わるようになりました。失礼なやっちゃと。
普通の人が友達1,000人とか、よくあります。怪しい商法をしてる人ではありません。
目をつぶって片っ端から、友達リクエストを送れるようになれば、
あなたも立派なベトナム人です。
ネット通販として
ベトナムには、Amazonも楽天もありません。
その代わりになるのが、Facebook上の小売店舗。
副業として手掛ける人が多いようです。
Facebook上での市場が大きくなりすぎて、ベトナム政府も今年から、
ネット通販にも課税する法律を施行するようになったようです。
どこまで、税金を取れるか分かりませんが。
ニュース代わりの情報収集の場として
ご存知ベトナムは共産国家。
TVのニュースと言えば、国営メディアの政府寄りのものが基本。
国民は信頼していません。
そのため、Facebookで拡散されるニュースから情報を得るようです。
中には、フェイクニュースも含まれているため、
デマがまことしやかに信じられていることもあります。
広告媒体として
B to Cビジネスで成功を収めるには、Facebookでのプロモーションは必須です。
いかに、イイネ、フォローを得るかが成功の条件となります。
例えば、私が仕事で携わっている日本語教育についてですが、
Facebookには、役立つ情報を発信している個人やグループ、会社が山ほどあります。
そこでの勝者がより多くの顧客を獲得することになります。
就活の場として
求人情報もやはり、Facebookです。
日本だと、Facebookで求人しているような会社は、なんだかカジュアルすぎて、
大丈夫かと身構えてしまいそうですが、ベトナムでは当たり前。
お金をかけずに募集できるので合理的です。
などなど。
以上は、Facebookの主な使われ方になりますが、
まだまだいろんな使われ方があります。
およそ大概のことは、できると考えておいてよいでしょう。
ちなみに、私の務める人材会社では、応募者とのコミュニケーションがFacebookなので、社員が仕事をしているのか、友達とチャットしているのかが、判別できません。
(おっと)